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ズバッと!短文で!語る技術

はじめに

はじめに | 目次 | 序章 | おわりに

「痛みにたえて、よくがんばった。感動した」
覚えている方も多いと思います。平成13年大相撲夏場所。貴乃花の優勝をたたえた小泉首相の言葉です。実に明快です。こうした発言の分かりやすさも、小泉人気を支えていた理由のひとつです。
ところで、小泉首相の言葉がこのように明快なのは、なぜでしょうか。
性格的なことも大いに関係しているのでしょう。しかしまた一方で、小泉首相が「短文で語る技術」に磨きをかけるために、トレーニングを重ねていたのではないかと推察します。欧米では政治家が専門家を雇って、演説のトレーニングをするのは常識です。また、多くの欧米人は義務教育の過程で「自分の意見を分かりやすい言葉で語る訓練」を受けています。
政治家の命運は人を動かす能力によって決まる、といっても過言ではありません。そのとき武器となるのが説得力のある短い言葉です。少し極端な言い方をすれば、

「短文で語る技術」をどのくらい身につけているかで
人を動かす能力が決まり

政治家としての価値が決まってくるのです。
これは、なにも政治家に限ったことではありません。人を動かさなければならない局面は誰にでもあります。ビジネスの現場はもちろん、家庭のなかでさえ説得の必要性が生じることも少なくありません。そんなとき、長々とした言葉で語られたら要点がぽけてしまいます。人を動かす言葉は、簡潔でなければならないのです。
例えば、小泉首相のスピーチが次のような言葉であったら、あなたはどう感じますか。
「ひざが痛いのは、本割りを見ていてもわかりましたよ。実際、本割りであっさり負けてしまったときは、こりゃあダメかな、とも思いました。しかし、いざ決定戦となったらすごかったですね。ひざの痛みをがまんして、よく勝ってくれました。嬉しいですね。ほんとうに感動しました」
明快さがなくなったうえに、感動も薄くなってきます。不思議ですね。
言葉を多く使えば、たくさん内容が盛り込めます。しかしその分、一番言いたいことがぼけてしまうのです。
では、どうしたら説得力のある明快な言葉で語れるようになるのでしょうか。あなたの言葉に磨きをかけるのは、正しいトレーニングです。
本書は、

できるだけ短期間に、
できるだけ楽しみながら

「短文で語る技術」が身につくように設計されています。「短文で語る技術」が身につけば、当然のことながら「説得力のある簡潔な文章」が書けるようになります。本書は、理屈は分かったけれど結局、会話力も文章力も身につかなかった、ということになりがちだった従来の実用書とはまったく違う設計がなされています。
説得力のある人と、ない人の話し方を詳しく分析してみると、そこには、

法則ともいえる相違点がある

ことが分かります。
この分析結果から考案されたのが、「1分間トレーニング」です。本書が、あなたの「短文で語る技術」に磨きをかけ、人を動かす能力がさらにアップする一助となることを、心から願っております。

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