伝わる言葉のプロフェッショナル AD-studies 株式会社アド・スタディーズ お問い合せ

代表者プロフィール > 著書 『たった1行で!売る』Web立ち読み

たった1行で!売る
思わず買ってしまう商品
「キャッチフレーズ」の極意

おわりに

はじめに | 目次 | おわりに

◆効果のない「商品キャッチフレーズ」を1日放置すれば、1日売上げを失うことになる!

広告などのコミュニケーションツールは、リスキーな商品です。
コミュニケーションツール自体が売り出されることはありません。したがって、市場で淘汰されることもありません。たとえば商品の売上げにまったく寄与できない広告を放映掲載したとしても、消費者からクレームがくることもまずありません。
どのような広告を作ったとしても、広告主が欠陥を見つけることができなければそれで終わりなのです。ときにはまったく無価値な広告を前にして、広告主の幹部と広告代理店のスタッフが満足げに喜んでいるような滑稽な事態も起こるのです。このような意味で広告はたいへん危険な要素をはらんだ商品と言えます。
一方で商品力の強化や売上げに寄与している広告が、不当に低く評価されている事実も少なくありません。ビジネス界の最後の暗闇、それは広告業界にあると言っても過言ではありません。
このような事実を前にして、あなたにできることは何でしょうか。繰り返し述べてきましたが、まずは

▼「商品キャッチフレーズ」の開発

です。ぜひ本書を参考にしながら点検し、売れる「商品キャッチフレーズ」を再構築してほしいのです。
「商品キャッチフレーズ」は、商品の肩書です。
もし、あなたの名刺の肩書が不適切なものであったとしたら、即刻抗議するか修正作業に入るのではないでしょうか。「商品キャッチフレーズ」が不適切であったら、どうしますか。不適切な「商品キャッチフレーズ」とは、商品のよさを伝達できないものを指します。
あなたの商品のキャッチフレーズは最適な言葉で語られているのでしょうか。もしそうでないのならば、即刻修正作業に入るべきです。効果のない「商品キャッチフレーズ」のまま1日放置されれば、1日分の売上げを失うことになります。
では、「商品キャッチフレーズ」の開発について、誰に相談すればいいのでしょうか。
あなたに眼力があってスタッフの暴走を止める力があるのであれば、広告代理店に相談するのもいいでしょう。しかし、もしそうでないとしたら、いきなり広告代理店に話をもっていくのは適切とは思えません。広告代理店は広告の専門家集団ですが、商品開発支援や「商品キャッチフレーズ」の作成となると危うい側面があるからです。
理想的には、あなたの会社の中に「商品キャッチフレーズ」の開発ができる機能を持つのが一番です。そのうえで必要に応じて支援してもらうのであれば広告代理店の利用価値はぐんと高まります。
バブル崩壊後、企業には改革の嵐が吹き荒れました。が、いまだにほとんど手がつけられていない分野があります。コミュニケーションです。
社内コミュニケーション、流通とのコミュニケーション、消費者コミュニケーション。どのひとつをとってみても重要でないものはありません。もしあなたが消費者コミュニケーションの改革を試みるのであれば、まずは「商品キャッチフレーズ」の再点検を行なうべきです。なぜなら、改革の効果が直接業績に結びつくからです。短期間で大きな効果が期待できるからです。革新された「商品キャッチフレーズ」を中心に広告やパンフレットなどコミュニケーションツールの改革に手をつければ、効果はさらに高まります。
本書では、実際の商品に使用されている多くのキャッチフレーズなどを使用記載させていただきました。その文言の正確性には万全を期したつもりですが、万一間違いを発見されましたら、またご意見ご批判ご相談などがありましたら、ご一報いただけると幸いです。
本書の執筆にあたりまして、広告主や広告代理店など、またその他の多くの方々にご支援いただきました。紙面を借りまして心よりお礼申し上げます。

平成17年春

はじめに | 目次 | おわりに